あれから10年
1998年11月1日.
私にとっては,決して忘れることのない日だと思います.
競馬ファンなら,誰しも「競馬を始めるきっかけ」があるはずです.私にとっては,あの日が,競馬を始めるきっかけでした.
それまで,ゲームや漫画では競馬に触れてはいたものの,実際に馬券を買うこと自体には,何か罪悪感を覚えていました.つまり,競馬は「ギャンブル=悪」だと.
しかし,あの日,入れ込んでいた大本命の逃げ馬が,まさかの骨折,そして予後不良….競馬に絶対はないのは分かっていたはずなのに,何か打ちのめされたような,そんな気持ちにさせられた日でした.
その頃は,競馬は「観るためのもの」でしたが,その日を境に,私の中で,競馬は「やるべきもの」に変わりました.どうしてそう思ったのか,うまく説明はできないのですが,馬券を買うことが,命を賭して走る競走馬に対する「免罪符」だと思ったのかもしれません.
あれから10年.今では立派な競馬オヤジになってしまい,ともすれば,「儲けた損した」でしか競馬を見ることができなくなりそうです.ですが,たぶんこれからも,この時期が来ると,自分が競馬とどう接しているのか,どう接するべきなのか,思い返すのでしょう.
サイレンススズカ.彼がいなければ,私は,競馬を始めることもなく,新しい友人・知人と出会うこともなかったでしょう.10年経ち,自分がどれくらい変わったか,また,変わってないか,自分ではなかなか分かりませんが,一つだけ,たぶん変わらないことがあります.
それでも競馬は終わらない,だから,ずっと競馬を続けていく.
というわけで,11年目からも,よろしくお願いいたします.
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